白地に、金色の錨(いかり)、囲む13の金の星、下に青いリボンと「HOPE(希望)」の文字。ロードアイランドの旗です。アメリカで最も小さい州の旗で、錨は「希望」の象徴。「魂の錨としての希望」という聖書の言葉に由来する1枚。今回はそんなロードアイランドの旗の話です。
まずは構成のおさらい
ロードアイランド旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:白
- 中央:金色の錨
- 錨の周り:13の金の星
- 下:青いリボンに、金で「HOPE」
色とシンボルの意味は、以下のとおりです。
- 錨:希望
- 13の星:元の13植民地であり、13番目に憲法を批准した州
- HOPE:州のモットー「希望」
白地に金の錨と「HOPE」。シンプルで気品のある1枚です。
「錨は、希望の象徴」
ロードアイランド旗の、中心のシンボルを見ていきます。
聖書の言葉から
金色の錨は、「希望」の象徴です。「魂の錨としての希望(hope we have as an anchor of the soul)」という、聖書(ヘブライ人への手紙)の言葉に由来します。
古くからのシンボル
錨は、古くからロードアイランドの印章に使われてきました。1647年に錨が、1664年にモットー「Hope」が印章に加わり、独立戦争の頃には軍旗にも使われていました。錨は船の街の象徴であり、同時に「希望」そのものでもあります。海とともに生きる「海の州」らしい、二重の意味を持つシンボルです。
「13の星」 ── 最後に憲法を批准した州
ロードアイランド旗の、星の意味を見ていきます。13の星は、元の13植民地を表します。同時に、ロードアイランドが13番目、つまり最後にアメリカ合衆国憲法を批准した州であることも表しています。独立には早かったものの、合衆国への参加には慎重だった州でした。小さな州ながら、独自の道を歩んだ誇りがあります。
1897年 ── 旗の制定
ロードアイランド旗の制定の歴史です。最初の非軍事の州旗は1877年3月30日に採択され、現在の旗は1897年11月1日に採択されました。
ロードアイランドという地域
ロードアイランドの基本情報です。
- 正式名:ロードアイランド州(State of Rhode Island)
- 州都:プロビデンス(Providence)
- 面積:約4,000km²(アメリカ最小の州)
- 人口:約110万人
- 公用語:英語
- 法的地位:アメリカ合衆国の州(13番目、元の13植民地の1つ)
「アメリカで最も小さい州」
ロードアイランドは、アメリカ50州で最も面積が小さい州です。
「信教の自由の地」
1636年、ロジャー・ウィリアムズが、信教の自由を求めてこの地を築きました。メリーランドと並ぶ、宗教的寛容の地として知られます。
「海の州」
ロードアイランドは「オーシャン・ステート」と呼ばれ、ヨットの街ニューポートでも有名です。
まとめ:希望の錨、最小の州ロードアイランド
今回のロードアイランド旗のまとめです。
- 白地+中央に金色の錨+囲む13の金の星+下に青いリボンと「HOPE」
- 錨=希望、13の星=元の13植民地・13番目に憲法を批准した州、HOPE=モットー「希望」
- 錨は「魂の錨としての希望」という聖書(ヘブライ人への手紙)の言葉に由来
- 1647年に錨、1664年にモットー「Hope」が印章に加わり、独立戦争の頃には軍旗にも
- 13の星はロードアイランドが13番目(最後)に合衆国憲法を批准した州であることも表す
- 独立は早かったが合衆国参加には慎重だった
- 最初の非軍事の州旗は1877年、現在の旗は1897年11月1日採択
- アメリカ50州で最も面積が小さい州
- 1636年、ロジャー・ウィリアムズが信教の自由を求めて築いた(メリーランドと並ぶ宗教的寛容の地)
- 「オーシャン・ステート」、ヨットの街ニューポート
- 元の13植民地の1つ、面積約4,000km²、人口約110万人、州都プロビデンス
錨は「希望」、最小の州の旗。ロードアイランドの旗は、海とともに生きる小さな州の希望を、金の錨に込めた1枚です。