濃い青地に、金色のたいまつ、それを囲む19個の星。アメリカ中西部に位置するインディアナ州の旗です。たいまつは啓蒙と自由を表し、その光が四方に放たれています。そして19個の星は、インディアナが19番目に連邦へ加わった州であることを示す1枚。今回はそんなインディアナの旗の話です。
まずは構成のおさらい
インディアナ旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:濃い青
- 中央:金色のたいまつと、四方に伸びる光
- たいまつを囲む19個の星
- 大きな星の上:「INDIANA」の文字(三日月形)
色とシンボルの意味は、以下のとおりです。
- たいまつ:啓蒙と自由
- 19個の星:19番目の加盟州
濃い青地に自由のたいまつと19の星を配した、シンプルで人気の高い1枚です。
「自由のたいまつ」 ── 啓蒙の光
インディアナ旗の中心にあるシンボルを見ていきます。
光を放つたいまつ
中央に描かれた金色のたいまつは、啓蒙と自由の象徴です。その炎からは、光が四方に放たれています。自由と知恵の光が四方に広がっていく、希望に満ちたデザインです。
「19個の星」 ── 19番目の州
インディアナ旗の星の意味を見ていきます。
3層に分かれた星
19個の星は、意味が3つの層に分かれています。外側の13個は元の13植民地を、内側の5個はその次に加わった5州を、そしてたいまつの上の大きな1個はインディアナを表します。
13+5+1で19。星の配置に、アメリカの歴史とインディアナの位置が刻まれた、よく考えられた構成です。
1917年 ── 百年祭のコンテスト
インディアナ旗が制定された経緯を見ていきます。
DARのデザインコンテスト
1916年、インディアナ州100周年を記念して、アメリカ革命の娘(DAR)が旗のデザインコンテストを開きました。200以上の応募のなかから、ムーアズビルのポール・ハドリーの案が選ばれ、1917年5月31日に州旗(当初は「州バナー」)として採択されました。
名前を加えた
州議会はハドリーの案に1か所だけ手を加え、大きな星の上に三日月形に「Indiana」の文字を入れました。
ワシントン州の旗もDARがデザインしたように、インディアナの旗もDARのコンテストから生まれた、はたログでつながる話です。以後、デザインはほぼ変わっていません。
インディアナという地域
インディアナの基本情報です。
- 正式名:インディアナ州(State of Indiana)
- 州都:インディアナポリス(Indianapolis)
- 面積:約9.4万km²
- 人口:約680万人
- 公用語:英語
- 法的地位:アメリカ合衆国の州(19番目、1816年)
「フージャー・ステート」
インディアナの愛称は「フージャー・ステート」(Hoosier State)です。
「インディ500」
インディアナで世界的に有名なものといえば、インディアナポリスのインディ500(自動車レース)です。また、バスケットボールが盛んな州でもあります。
まとめ:自由のたいまつと19の星、インディアナ
今回のインディアナ旗のまとめです。
- 濃い青地に、金色のたいまつ(四方に伸びる光)と、それを囲む19個の星、大きな星の上に「INDIANA」
- たいまつは啓蒙と自由を表し、光が四方に放たれる
- 19個の星は、外側13個(元の13植民地)+内側5個(次の5州)+大きな1個(インディアナ)で、19番目の加盟州を示す
- 1916年、州100周年を記念してDAR(アメリカ革命の娘)がコンテストを開き、200以上の応募が集まった
- ムーアズビルのポール・ハドリーの案が選ばれ、1917年5月31日に採択
- 州議会が大きな星の上に三日月形に「Indiana」の文字を追加
- ワシントン州の旗と同じくDARのコンテストから生まれ、以後ほぼ不変
- 愛称は「フージャー・ステート」、インディアナポリスのインディ500、バスケが盛ん
- アメリカ19番目の州(1816年)、面積約9.4万km²、人口約680万人
自由のたいまつと、19番目の星。インディアナの旗は、啓蒙の光と、アメリカにおける自州の位置を、たいまつと星に込めた1枚です。